介護プロフェッショナルキャリア段位制度

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キャリア段位制度とは?


「キャリア段位制度」は、成長分野における新しい職業能力を評価する仕組みであり、企業や事務所ごとにバラバラでない共通のものさしをつくり、これに基づいて人材育成を目指しています。
  • これまでの資格制度で不足していた「実際にその現場で何ができるのか」という部分を補うため、「わかる(知識)」と「できる(実践的スキル)」の両面を評価します。
  • 成長分野である介護サービスの従事者に対して、「介護プロフェッショナル」のレベル認定が行われます。
  • 「介護プロフェッショナル」については、既存の国家資格制度や研修制度との関係も考慮し、特に、実践的スキルについて重点的に評価します。
  • エントリーレベルからプロレベルまで、7段階でレベル認定を行います(キャリア段位)。
  • 介護プロフェッショナルでは、まずレベル1からレベル4について基準をつくり、レベル認定を行います。

     キャリア段位制度についてのリーフレットはこちら
キャリア段位制度のしくみ

施設・事業所内で評価を行う「アセッサー(評価者)」とは?

アセッサーとは、事業所・施設内において介護職員のキャリア・アップを推進・支援していく役割を担う人材をいいます。アセッサーは、介護職の管理的立場の人であり、被評価者である介護職員の「できる(実践的スキル)」の度合いを評価(アセスメント)するとともに、職場における被評価者のスキルアップのための具体的な方策を被評価者と一緒に検討を行い、スキルアップの支援(OJT=On the Job Training)を行う役割があります。

アセッサー講習の受講要件(以下のいずれかの要件を満たすことが必要です)

1 介護キャリア段位制度レベル4以上の者
2 介護福祉士として3年以上実務に従事した経験があり、かつ、介護福祉士実習指導者講習会を修了した者(介護福祉士養成実習施設実習指導者Ⅱの要件を満たす者)
3 実技試験に係る介護福祉士試験委員の要件に該当している者。具体的には、以下のいずれかに該当する者。
介護福祉士、保健師、助産師又は看護師の資格を得た後10 年以上実務に従事した経験等を有する者
介護福祉士養成施設等(社会福祉士及び介護福祉士法第39 条第1号から第3号までに規定する学校又は養成施設)において介護の領域の科目を5年以上教授又は指導した経験を有する者
4 介護福祉士、保健師、助産師又は看護師の資格を得た後5年以上実務に従事した経験等を有し、介護技術講習指導者養成講習を修了した者(介護技術講習指導者の指導者の要件を満たす者)
5 サービス提供責任者、主任等(チームやユニットを管理・運営し、部下に対して指導・助言を行う役職に就いている者)又は介護部門のリーダー(課長(係長)、フロアリーダー等)

段位の評価はどうやって行うの?

■評価は「実践的スキル(できる)」と「知識(わかる)」の両面から行われます。

実践的スキルの評価
  • 介護サービスを提供している事業所・施設において、一定の要件を満たした「アセッサー(評価者)」と呼ばれる人が、介護職員の日頃の仕事の様子や業務の記録等を実際に見て評価することとしています。(内部評価)
  • 併せて、事業所・施設において評価が適切に行われていることを第三者機関が評価することとしています。(外部評価)
知識の評価
  • 既存の介護福祉士資格など国家資格との関係を明確にすること、資格との関係を複雑にしない観点から、原則として、介護福祉士養成課程、介護初任者研修等の講義を修了したことで、評価することとしています。
レベル 「わかる(知識)」の評価
レベル4

介護福祉士であること(国家試験合格)

※介護福祉士養成施設卒業者について、国家試験の義務付け前においては、

 介護福祉士養成課程修了によりレベル4とする

レベル3

介護福祉士養成課程又は実務者研修修了

※介護職員基礎研修修了でも可

レベル2

レベル1と同様

レベル1

介護職員初任者研修修了

※ホームヘルパー2級研修又は1級研修修了も含む

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